栄橋が登録有形文化財に指定されました
POSTED / 2025.07.03

— 歴史と風景を楽しむ、ふたつの橋を歩く旅 —
布流久佐の近くを流れる千曲川に架かる栄橋(さかえばし)が、2025年3月13日、国の登録有形文化財に指定されました。
栄橋は1938年に完成した、鉄筋コンクリート製のローゼ桁橋です。戦前に架けられたコンクリートローゼ橋の中では、国内最長の支間長45メートルを誇る貴重な構造であり、土木技術の歴史を今に伝える存在です。
その重厚な姿は、春になるとたもとの枝垂桜とともに美しいコントラストを描き出し、多くの人の目を楽しませてくれます。歴史ある橋と、やさしく揺れる桜の花。その光景はまるで、時代を超えて静かに語りかけてくるようです。
また、もうひとつのおすすめは、栄海橋(よしみばし)。こちらは車の通行ができない歩行者専用の橋で、静けさの中で川のせせらぎや風の音を感じながらゆっくり渡ることができます。観光スポットとしてはあまり知られていませんが、地元の人々に愛される、隠れた癒しの場所です。
どちらの橋からも、浅間山や八ヶ岳の雄大な眺めが楽しめ、散策にはぴったりのロケーション。
布流久佐にお越しの際は、ぜひこのふたつの橋を歩いて渡り、自然と歴史にふれる時間をお楽しみください。