藍の収穫
POSTED / 2025.08.21

藍の苗を植えてから3ヶ月、収穫の時期がやってきました。
藍の栽培は、上手く芽が出る時もあれば、成長具合にばらつきがあったりと生き物だからこそ成長を見守りながら、収穫時期を見計らっていきます。今年はお盆中からお盆明けの数日間に分けて藍の刈り取りと天日干しの作業を無事行うことができました。
藍は花が咲いてしまうと強い藍色がでなくなってしまうそうで、花が咲く前に雑草などが混じらないよう、丁寧に刈り取りをします。
お次は茎と葉っぱを分ける作業。一枚一枚、茎から葉を取り除くのはとても大変なので昔ながらの足踏み脱穀機を使って、葉だけを取り除いていきます。
この葉っぱを天日干しをして乾燥させることで藍液である蒅の原料となります。
水気を含み、まだ柔らかい藍の葉っぱを触りながら、植物の生命力と人の手しごとによって生まれる藍染の奥深さを感じることができました。
藍は全て刈り取らず、来年の種取り用に残しておきます。藍の花が咲いたらそこから種を取り、来年の栽培へと繋いでいきます。