藍建ての時間
POSTED / 2026.02.03
この日は、藍建て(あいだて)を行いました。乾燥させた藍の葉からつくられる「すくも」を灰汁に入れ、ゆっくりとかき混ぜながら仕込みを進めます。藍建てはすぐに完成するものではなく、数か月にわたる発酵の時間を経て、微生物の働きによって少しずつ藍液が育っていきます。日々状態を見守り、手をかけながら、ようやく藍染に使える藍液が出来上がります。

乾燥させた藍の葉を発酵してできた「すくも」

すくもに、沸騰させた灰汁を加え、どろどろになるまで丁寧にかき混ぜていきます。ここで使う灰汁も、薪ストーブから出た灰を使っています。自然のものに、無駄なものは何ひとつないのだと、あらためて感じさせられる瞬間です。

一晩置くと、馴染んでしっとりてきました。発酵による香りもまだ強すぎることはなく、どこか芳醇でやわらかな香りが漂います。
手間と時間をかけて育てた藍だからこそ感じられる、色の深みと温かさ。布流久佐では、この藍液を使った藍染体験をお楽しみいただけます。ぜひ布流久佐での滞在を通じて自然から生まれる手しごとの魅力を感じてみてください。